大正14年 夏．降りしきる蝉時雨の中，ボクは君と出会った…
大正末期，人里離れた館．
生きることを諦めた男と，彼に宛がわれた心を閉ざした少女．
二人は出会い，そして・・・．
| OS | Windows 98, Me, 2000, XP |
|---|---|
| CPU | MMX-Pentium 200MHz以上（300MHz以上推奨） |
| メモリ | 32MB以上（64MB以上推奨） |
| グラフィック | TrueColor 640×480ピクセル以上推奨 |
| サウンド | PCM音源再生可能な環境 |
日本最大の財閥の一つ，三輪家の三男坊（三輪光太郎）は生まれ付きからだが弱く，避暑地にある別荘を療養所として，そこで退屈な日々を過ごしていた．
三輪家の男子には成人する時に侍女をあてがわれる風習があり，梅雨が明け蝉の声がこだます頃，光太郎の元に一人の少女が侍女としてやってくる．
綺麗な外見と，どこか陰りのある瞳を持つ少女・・・桜庭美夏．
光太郎はそんな彼女をとまどいつつも暖かく迎え入れる．
しかし，その夜彼女は突如光太郎の部屋を訪れ，夜を共に過ごすことを願う．突然のことに驚く主人公だが，流れに逆らえず夜を共にしてしまう．
少女は夜伽は自分の仕事であると言い，以来夜を共にする事になるのだが・・・．
二人はこのまま躯を重ねるだけの関係になっていくのか，それとも愛を育んでいくのか，運命の歯車が動き始める・・・
昼はキャラクター達との会話などのアドベンチャーパート，夜はヒロイン（美夏）とのHパートとなります．
ゲーム中にはカルマ（業）というものが設定され，このカルマの値により，ストーリーや夜のHシーンに変化がつきます．
美夏に対して優しく接したり，夜伽に呼ばないとカルマ値は低くなり物語は純愛路線となります．
逆に毎日夜伽に呼んだり，美夏に冷たく接していると物語は調教路線になっていきます．
夜のHパート（調教パート）ではカルマの値により，主人公が美夏に対する接し方やその時にできるHの内容が変化します．
場合によっては過激な調教路線にも・・・
カルマ値が増えていくと調教メニューも増えていき，アナル調教やSM，野外プレイなどが可能になります．
ただし，あまりHばかりしていると・・・．もちろん，Hシーンをキャンセルする事も可能です．
主人公の侍女となるべく，療養所にやってきた少女．身の回りの世話だけでなく，夜伽の相手も勤める様躾けられている．
元々はそれなりの良家の娘だったが，関東大震災で家族や財産を失い，特権階級や高級官僚向けの娼館に引き取られる．そこで主人の世話や言う事を聞くよう徹底的に仕込まれ，下世話な事への教育（知識）も施されるが，商品価値として乙女の純潔，処女は残されている．
これらの教育や躾により心を閉ざしてしまい，無口で無感情な感じになってしまう．また，自分の運命に対して悲観的になっていて全てを受け入れるというかたちで人生から逃げている．
３年ほど前から主人公付きの住み込み看護婦となった，主人公の姉的存在．主人公が気兼ねなく話せる数少ない人物．家族から疎まれ，隔離された主人公の事を可哀想におもっているが，それが同情なのか愛情なのか迷っている．
彼女は生い立ちは不明だが，美夏と同じく高級娼館から三輪の家に長男，宗一郎の侍女として引き取られる．宗一郎は秋乃に対して，自由を与えたが，彼女は宗一郎のそばで働く事を希望．それなりの関係もあったようだが，純粋に身の回りの世話をしていた．
3年ほど前から主人公の面倒を見るよう，宗一郎に言われ主人公の世話を住み込みでしている．性格はおっとりしていてマイペース．
母方の従妹で，主人公を「兄さま」と慕う年下の女の子．夏休みを利用して療養所に遊びに来ている．
過去に病弱な主人公に川で溺れているのを助けられた事があり，以来，主人公の事を慕っている．またその事が負い目となっており，主人公を元気にしようと色々とするが，常に空回り．性格は明るく元気でオッチョコチョイ．
主人公付けの侍女となった美夏に対しヤキモチを焼いている．良家であるのを鼻にかけたりしないが，世間知らずなところがある．
謎の少女．その正体は・・・？
生まれつき髪が白く，紅い瞳の持ち主．非常に体が弱く，病弱である．生まれ持った姿から不吉なものとして疎んじられて，幼少のおりを座敷牢で過ごす．
あまりに不憫だと兄の宗一郎の手により避暑地に立てられた療養所代わりの別荘に移される．しかし，それでも世間から目を隠され，幽閉されているのと変わらない．
病弱な事や幽閉された生活からか，生に対する執着が弱く，緩やかながら確実に訪れる死に対して諦めてしまっている部分がある．
